バスコレ動画作成の大きなきっかけ

私がバスコレ動画用のジオラマを制作した経緯については、ジオコレバス動画編の「バスコレジオラマを作った理由」に書いてあります。ここでは、その制作に大きな弾みをつけてくれた出来事をお話しします。

きっかけは、自宅用に購入した3Dプリンターでした。熱溶解積層方式(FDM)の機種で、比較的大きめのストラクチャーを作るのに大いに役立ち、家屋を量産できるようになったのです。

一方で、バス模型の細密化加工に取り組む中で、どうしてもバックミラーを取り付けたいと考えていました。しかし、所有しているFDM方式のプリンターでは微細なパーツの制作は難しく、かといって光造形方式のプリンターを導入するには踏ん切りがつかずにいました。

そんな折、富山模型ファクトリーさんがYahoo!ショッピングでバスやトラック用のバックミラーを販売されていることを知ったのです。早速購入して装着してみると、ミラーが加わるだけでバス模型全体の存在感がぐっと引き立つではありませんか!

その後は、富山模型ファクトリーさんの既製品に加えて、自分で製図して外注3Dプリントをお願いしたり、エッチングパーツを依頼したりと工夫を重ね、最終的にジオラマ内のバスやトラックすべてにミラーを取り付けることができました。

このジオラマ制作を通じて、大きなストラクチャーを作る楽しさと、細かいディテールを追求する面白さ、その両方を存分に味わうことができました。