バスコレジオラマを 作った理由

住宅地の“日常感”を壊さずに、動きのある情景をつくりたかった—その答えが「バスを主役にする」ことでした。

かねてから、リアルな住宅地のジオラマを作りたいと思っていました。しかし、街中を特急電車が駆け抜ける複線を敷くと、生活のスケール感や落ち着きが損なわれてしまうのではないか—そんな迷いがありました。かといって単線では、どうしても物足りなさが残る……。

そんな折、「バスコレ」専用動力ユニット BM-04 の登場を知りました。これなら情景の主役を“鉄道”から“バス”へと置き換え、道路中心のレイアウトで日常の風景を守りながら、走行シーンの楽しさも両立できます。

そこで私は、1/150の世界でバスを主役に据え、富山県内の某所をモチーフに住宅地ジオラマを制作することにしました。停留所や交差点、歩道、電柱、植栽まで—暮らしの息づかいを細部に込める。リアルな街並みと“動く主役”の共存、それが私の選んだ答えです。